あなたの知っている、駒がカッコよく並んだ将棋を教えてください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1464894499
の質問が面白かったので・・・。
他にも思わずにやけてしまうような局面をご存じないですか?
4枚桂の団子、自陣までに引いたと金、2本の駒柱、etc...
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rackpersimmonさんのレスをみて、懐かしく思い出しました。
「将棋の棋譜でーたべーす」
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?lan=jp&page=FrontPage
を見たところ載ってない!ので30数年ぶりに並べてみました。
出典:内藤國男著 「横歩取り空中戦法」 弘文社刊
先手:八段 有吉道夫 / 後手:八段 内藤國男
昭和45年11月4日
A級順位戦 於 将棋連盟関西支部
▲7六歩△3四歩▲2六歩△3二金▲2五歩△8四歩▲7八金△8五歩▲2四歩
△同 歩▲同 飛△8六歩▲同 歩△同 飛▲3四飛△3三角▲3六飛△8四飛
▲2六飛△2二銀▲8七歩△1四歩▲6八玉△5二玉▲4八銀△1五歩▲3六歩
△8六歩▲同 歩△同 飛▲3五歩△8五飛▲7五歩△2三歩▲3七銀△7五飛
▲3三角成△同 銀▲7七桂△7二金▲4六銀△7四飛▲4八金△2四飛
▲2五歩△1四飛▲4五銀△7四歩▲5八玉△8二銀▲3七桂△7三銀▲3四歩
△4二銀▲4六角△6四角▲同 角△同 銀▲4六角△3三歩▲1六歩△同 歩
▲1五歩△1二飛▲1六香△2二飛▲1四歩△1二歩▲3三歩成△同 銀
▲3四歩△4二銀▲3五角△8三歩▲8六飛△7五銀▲5六飛△2七角▲1五香
△6四銀▲6六歩△7三桂▲6八銀△3六歩▲同 銀△1六角成▲4五桂
△6二金▲6五歩△同 桂▲8六飛△7七桂成▲同 金△4四桂▲3三桂成
△同 桂▲同歩成△同 銀▲4五銀△2七馬▲3四歩△4五馬▲3三歩成
△同 金▲4六角△5五桂▲5九桂△2一飛▲6七歩△8一飛▲6六金△3六歩
▲5六桂△5四歩▲6四桂△同 歩▲1九角△3七歩成▲同 角△2七馬
▲3八歩△4五桂▲4六角△3六桂▲4九金△3七歩▲8二歩△同 飛▲3九銀
△2九銀▲6九玉△3八歩成▲7一銀△4九と▲8二銀成△5九と▲7八玉
△5八と▲7七銀△5七と▲5五金△同 歩▲5四桂△6七と▲同 玉△4九馬
▲5八歩△7五桂▲7八玉△6七金▲8九玉△7七金▲6二桂成△同 玉
▲7二飛△5三玉▲8三飛成△6三桂▲3五角△4四歩▲5二金△5四玉
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中盤、難解な指し手が続きますね!関西風な粘り濃い将棋です。
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何年前だっけ。羽生vs三浦 棋聖戦第3局。不動駒無しの奇跡。
「終局図全体が詰将棋」
「神速流」と呼ばれた一局
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【純金穴熊】
小林健二 vs 有吉道夫 2003-02-17 竜王戦
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=70743
※後手136手目 2二金打まで
【振り飛車穴熊???】
大島映二 vs 畠山鎮 1991-02-19 順位戦
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=22653
※後手192手目 8二銀の局面をご覧あれ
【敵陣入玉穴熊】
高橋道雄 vs 佐藤大五郎 1981-05-11 NHK杯
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=29755
※先手161手目 1一玉まで、敵陣での穴熊?完成
【金銀6枚密集穴熊】
深浦康市 vs 中川大輔 2002-03-08 順位戦
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=1448
※後手122手目 2四金まで金銀6枚の密集した超高圧的穴熊完成
こんなところでいかがでしょうか?
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形ではなく、駒の軌跡が面白い将棋を内藤九段が指しています。友人の本なので記憶に頼って書いてますが、横歩取り空中戦の解説書にあった自戦記のなかの飛車の軌跡が珍しいものでして。2八から始まって2四→2六とここまでは定跡内ですが、このあと左辺に移動し8筋だか9筋で自陣に戻り、そのへんでうだうだしたあと最下段で2筋に移動、2九→2八と初期位置に戻って相手に取られるというものです。結果は内藤さんの勝ち。これを見た知人に「看寿の詰将棋を見ているようだ」と誉められたとか。
いささか誉めすぎの感はありますが、こんな将棋が指せたら確かに忘れられないでしょうね。
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追加です。kouyasan ginpasouさん、棋譜をありがとうございました。そういや内藤さんが得意としていたのは空中戦の後手番でしたね。こんな基本的なことをうっかりするとは、いくらブランクがあるとはいえお恥ずかしい次第です。
で、せっかく棋譜を書いていただいたので、後手の飛車の軌跡だけ抜き出しましてみました。
△8ニ→8六→8四→8六→8五→7五→7四→2四→1四→1ニ→2ニ→2一→8一→8ニ。
成りもせず取られもせず(最後に取られますけど)の飛車の動きとしては記録ものでしょうね。
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